2013年4月3日水曜日

綺麗すぎるワイヤーフレームは要らない

ワイヤーフレーム(画面構成書)を

作り込み過ぎてしまう

Webディレクターが

どこの制作現場にもいると思う。



そもそもワイヤーフレームは、

クライアントにデザインではない形で、

画面イメージを握るためや、

デザイナーに指示出しを

行うためのドキュメント。



一般的に互換性が高い

pptやxlsで作成することが多い。





Web制作のざっくり代表的なフロー

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戦略策定→★画面設計★→デザイン→コーディング→システム開発→検証→納品

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要はディレクターが最も活躍するパートのひとつだ。

そのためか、妙に気合が入り過ぎることも少なく無い。





●綺麗過ぎるワイヤーの例

 ボタンの形くっきり、色もばっちり、マージンもきっちり、

 まるでデザイン!…etc



ワイヤーフレームに感動したクライアントが、

この後出てきたデザインが、構成の色塗りで失望した、

という事例は少なく無い。



デザイナーの力量にもよるが、

デザイナーの発想を狭めて

しまうようなことがあるとさらに本末転倒だ。





クライアントにデザインの事前確認としての意義以外、

デザイナーに伝えるためのドキュメントとしての

ワイヤーの意義を整理したい。





<画面構成書の意義>

(1)画面構成要素(ナビとかバナーとか)を示すため

(2)情報設計視点で要素の位置を明確に示すため



基本的には(1)の情報は絶対に必要で、

これにデザインコンセプトやトンマナ、

構成要素の優先順位、

守るべき制約情報等が付加される。



決して、画面構成が「綺麗」である必要はない。

クライアントに開示する必要が無い場合、

手書きだって良いはずだ。





(2)はECサイトなどリード生成系と言われる

コンバージョンが問われるサイトに多く該当し、

ディレクターやIA(インフォメーションアーキテクト)が

構成要素の位置まで明確に定めて

指示することが多い。



思い切ってデザインしたところで、

システムの制約があり、

実装
できないということもあるからだ。



そのため、(1)よりはドキュメントの完成度が高くなるが、

別に色や形やマージンに拘る必要はない。





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綺麗過ぎるワイヤーフレームの

最大のデメリットは、

の作業に時間をかけ過ぎてしまうことだ。



自分自身の経験もそうだが、

凝り過ぎた画面構成書は、案外フツーで、

課題の本質を突けてないものが多い。



そのワイヤー(構成)で本当に、



・ユーザーが使いやすくなるの?

・申込みが増えるの?

・キャンペーン成功するの?

・サイト上の売上は上がるの?…etc





それこそ迷ったら

制作メンバーと相談するなり、

そもそもの目的を見失わずに、

進めていきたいものだ。



作成する立場も、監督する立場も、

今一度振り返ってみると良いかもしれない。









via Webディレクターの生活 http://ameblo.jp/ei13/entry-11504075028.html

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