2013年4月30日火曜日

世界で最初のWebサイトと世界で最初のURL

NewImage


WWW発祥の地CERNで「Restoring the first website」と呼ばれる、世界で最初のWebサイトを復活させるプロジェクトが始まっています。WWWが生まれたのは1993年なので、今年でちょうど30周年になります。WWW誕生の頃のインターネットを知ることができる貴重な資料になりそうですね。


世界最初のWebサーバーは?


世界最初のWebサーバーは当然ながら、CERN内のサーバー「http://info.cern.ch」です。chはスイスのドメインなんですね。


NewImage

サーバーとして使用されたのは、ティム・バーナーズ=リーのNeXT Cube。値段は6500ドルということです。


世界最初のURLは?


では世界で最初のURLはというと…。次のURLになります。



長いこと休止状態にあって、今まで単に http://info.cern.chにリダイレクトされていたそうですが、復活しています。


中身はこんな感じ。


Chrome


学術的なそっけないモノですが、Chromeで見るとそこまで古めかしい感じもしないような気がしますね。


初期のWebブラウザはこれだ


Line Mode Browser

NewImage


世界で2番目に開発されたブラウザらしいです。文字だけが使えるブラウザーっぽいですね。


Curses Browser

cursesを使ったブラウザでしょうか。


Macintosh Browser

Mac用のブラウザ。こんな初期からあったんですね。


Erwise

X/Motifで作られたブラウザ。


“ViolaWWW” Browser for X11

X11用ブラウザ。


tkWWW Browser

Tkライブラリを使ったブラウザ。


などなど。まだNCSA Mosaicはリストアップされていません。


まとめ


さすが、CERNは研究機関だけあって、当時のファイルをしっかり残しているなと関心しました。30年後にWebがここまでポピュラーになるとは想像もつかなかったでしょうが、最初はこういうところから始まったんですね。


1993年に書かれたWWWの紹介記事なんかも興味深いです。「To find out about WWW」「telnet info.cern.ch」ということで、telnetの使用を推奨しています(ブラウザもないしそりゃそうか)。







via ソフトアンテナRSS http://www.softantenna.com/wp/webservice/info-cern-ch/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=info-cern-ch

0 件のコメント:

コメントを投稿